きらぼし銀行やばい？潰れる＆経営状態が危ない評判の真相は

都内の地方銀行で、最も店舗数の多いきらぼし銀行。

イメージキャラクターがキキララということもあり、若い女性の利用者も多いです。

しかし、2018年以降、世間を騒がせたニュースも重なり「きらぼし銀行はやばいのでは？」「どんな現状なの？」と不安を抱く方もいるのではないでしょうか？

そこで、今回はきらぼし銀行についての口コミから具体的な評判、現在の経営状況などを調査します。

これまでのきらぼし銀行の歩みや、合併についての解説もありますので、ぜひ最後までご覧ください。

きらぼし銀行がやばいと言われる理由とは？評判まとめ

東京都に設立された3つの銀行の合併により誕生した、きらぼし銀行。

地方銀行にとっては厳しい時代なだけあり、「合併するからには経営が苦しいのでは？」と思う方も多いかもしれません。

きらぼし銀行の評判には、以下のようなものがありました。

開業初日からシステムの不具合が発生するなど、予期せぬ事態に見舞われたきらぼし銀行ですが、評判は悪い口コミよりも良い口コミが多い印象でした。

不祥事はあったものの、それ以上に「前給サービス」などの独自のサービスやイメージキャラクターが大人気のキキララであることが話題となっていました。

きらぼし銀行の悪い評判

きらぼし銀行に関して悪い評判や口コミで多く聞かれたのは、以下の2つでした。

きらぼし銀行発足後に発覚した度重なる不祥事により、悪い評判や、不安・心配の口コミがありました。

不祥事が相次いだ？

きらぼし銀行は2018年5月発足初日と同年7月に、不祥事が相次いで起こったことで、「不祥事の銀行」というイメージが強いようです。

きらぼし銀行って不祥事のイメージしかない。引用元：X-@NanNan_Gate

合併直後に不祥事が続いたことは、世間にかなりのインパクトを与えることになりました。

きらぼし銀行の不祥事について、表にまとめてみました。

▼きらぼし銀行の不祥事

着服の不祥事は、どちらも合併前の銀行での出来事です。不祥事発覚後、きらぼし銀行は、再発防止策の作成・見直し・強化を行っています。

きらぼし銀行は潰れる・危ない？

きらぼし銀行は、不祥事が続いたこともあり「潰れるのでは？」と心配する声が多いかと思いきや、銀行自体が潰れる・危ないという意見は見受けられませんでした。

ですが、きらぼし銀行は企業に対する商品が豊富な分、「増税の影響を受けそうで危ない」という意見がありました。

中小企業への貸し出しでなんとかやってる銀行だよね。けど消費税増税になったらけっこう危ないんじゃないかと危惧する私。引用元：X-@nyankocheese

低金利時代にさらなる増税の影響は、きらぼし銀行に限らず、どこの銀行にとっても痛手となりますね。

そんな不安定な経済下でも、きらぼし銀行は、新サービスや社会貢献の取組などで話題に上がることも多いです。

きらぼし銀行の良い口コミ

きらぼし銀行に関しての良い評判や口コミで多かった意見は以下の3つでした。

都民にとっての利用しやすさや、他銀行とは差別化を図った企業向けのサービス展開など良い口コミが見られました。

支店数が多い

きらぼし銀行は、都内最大規模の地方銀行であった「新銀行東京」などと合併したことから、支店数が多いという意見がありました。

きらぼし銀行は都民銀行と八千代銀行と新銀行東京が合併してできたからわりと都内に支店多いんだよねー引用元：X-@imamurad

2018年に都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の合併により誕生したきらぼし銀行。

合併前の3銀行は、東京都内を中心に支店が多数ありました。そのため、きらぼし銀行は都内に支店が最も多く、170店舗以上あります。

▼きらぼし銀行 都県別店舗数

前給サービスを提供

きらぼし銀行のサービス内容で特に目を引くのが、「前給サービス」。

前給サービスを導入している企業は増えてきているという口コミもあり、そのメリットが広がりを見せています。

給料前払い（日払い、週払い）対応の企業は増えています。 自社独自だったり、きらぼし銀行の「前給」など他社提供のサービスを導入したり。 実質セーフティネットとして機能しています。引用元：X-@twi_user_123

前給は、指定の口座振り込みだけでなく「ララPay」を使えば電子マネーでチャージも可能です。

日本マクドナルド株式会社をはじめ、多数の企業が導入しているきらぼし銀行の前給サービス。

実際の導入企業からは、「銀行グループが運営しているので安心感がある」「従業員がいざというときに頼れるというメリットがある」という声が挙がっています。

キキララ通帳がかわいい

きらぼし銀行は、イメージキャラクターであるキキララの通帳がかわいいと話題になっていました。

キキララ通帳がめちゃカワ。きらぼし銀行で口座開設してきました。引用元：X-@kagakuro965

中には、キキララの通帳や特典を目当てにきらぼし銀行で口座開設する方もいるほどです。

数に限りがあるとのことで、「通帳ケースは在庫切れで、普通のケースをもらいました」という口コミもあるので、キキララ通帳をご希望の方はお早めに申し込むことをおすすめします。

きらぼし銀行の経営状態は危ないの？

合併当初から不祥事が相次いだきらぼし銀行ですが、経営状態はとても良好と言えます。

きらぼし銀行の親組織である東京きらぼしフィナンシャルグループの決算概要をもとに、近年の経常利益をグラフにまとめてみました。

▼東京きらぼしフィナンシャルグループ年月別経常利益

経常利益が年々上昇していることから、「地方銀行が危ない」と言われている現状で、かなり順調な経営状態であることが分かりますね。

経常利益増加の要因としては、2021年・2022年の資金利益の増加があげられます。

新型コロナ関連融資等により貸出金利息・利子補給金が増加したため前年同期比22億円増加。引用元：東京きらぼしフィナンシャルグループ‐2021年3月期決算概要

新型コロナウイルス感染症で経済面が先行き不安になった時期に、企業に向けての融資に力を入れた結果と言えます。

きらぼし銀行の合併理由とは

きらぼし銀行は、東京都という競合銀行ぞろいの大都市で地方銀行として生き残るため、東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3つの銀行が合併し、誕生しました。

知名度と営業力のあるメガバンクと地域に根ざした信用金庫も多い都内では、地方銀行の役割がぼやけ、経営が危ぶまれる部分も多くありました。

そこで、東京に設立された3つの地方銀行が合併することにより、都内の支店数の増加や組織的な拡大が見込めました。

▼3銀行のそれぞれの特徴

合併の先立として、2014年に旧東京都民銀行と旧八千代銀行が共同持ち株会社として「株式会社東京TYフィナンシャルグループ」を設立。

2016年、そこに、なんとか経営を進めていた旧新銀行東京が合併するかたちとなりました。

多くの中小企業を顧客にもつ旧新銀行東京との合併は、前2銀行からすると大きなメリットでした。

他にも、合併することによって以下のようなメリットがあります。

▼合併によるメリット

現状の経営状態も良好なきらぼし銀行。合併のメリットを最大限に生かして、今後もさらに発展することを期待します。